醸し醸される

備忘録的な何か

共産党 自作自演? 村山団地ポスター剥がし騒動

武蔵村山市の村山団地でポスターが剥がされたと騒いだ共産党議員が、追求した人をブロックしたり、質問をスルーしたりして、自作自演疑惑が浮上。
共産党がきちんと裏取りもせずにデマを拡散させていく流れを備忘録的にまとめてあります。

2017年10月9日 村山団地で共産党ポスター剥がしが発覚

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武蔵村山市共産党内野なおき市議のツイートから事は始まります。
共産党のポスターが剥がされて放置され、公明党のポスターに「貼り替え」なおされていたと言う公明党関係者による犯罪行為とほぼ断言していると言う内容でした。


共産党内野なおき市議は、壁の権利を所有しているお店の人に確認を取り、無断で剥がされて、商店街の方々もカンカンと怒っているとリプを返しています。

翌日、内野なおき市議の騒動を知らせるツイートが削除される

公明党関係者の犯行と断言し過ぎていたのが、党的に不都合だったのでしょうか。
10月10日にこのツイートは削除されてしまいます。

2017年10月10日 21:35  内野なおき市議が訂正を入れてツイート


内野なおき市議は「公明党だけが残るのおかしい。みなまで言わなくてもわかるな」と言うニュアンスのツイートと雰囲気が伝わる写真に訂正したものを改めてツイート。

2017年10月11日 9:51 公明党のあべ利恵子市議から内野なおき市議へリプライが送られる


内野なおき市議の共産党ポスター剥がし騒動を知った公明党の市議が現場での確認を取ったこと、公明党共産党のポスターを剝がしていない裏付けを取ったことがリプライされます。

内野なおき市議に詳細を確認した人をブロックし、党に公式に質問してもスルー

よく見る光景ですが都合が悪いことを聞いてきた人を片っ端からブロックしているようです。

説明を求めるとブロックする内野なおき市議の発言とその後の動き(2017/11/07追加)


市民の方や公明党市議の方から情報収集をしており、さらに監視カメラによる確認も行うとの回答を頂きました。


内野なおき市議から回答を頂けたので、触れていなかった美術館のポスターの件を追加で確認させていただいたのですが。
残念ながら選挙が終わってしまったことで、もう攻める必要が共産党的になくなったのか、内野なおき市議からは未だに何のお返事も頂けておりません。
与党を攻撃する際には大きく出るのに自分たちのことになると途端に丁寧ではなくなってしまうのが残念です。

2017年10月11日 19:40 共産党支持者が内野なおき市議のツイートをパクリツイートする


内野なおき市議のツイートではリプ欄が都合悪いのか、共産党の支援者が内野なおき市議のツイートをパクります。
内野なおき市議の最初のツイートの時もそうでしたが、この状況に疑念を挟まず特定の組織の犯行だと決めつけ情報を拡散していく姿に「デマ」はこうして生まれ、広まり、定着していくと学びました。

そう言えば「公明党がやった」とは書いてないとツイート主は仰ってましたが、このツイートをそう読めないのは日本語ができない人でしょう。
事実、このツイートのリプ欄には「公明党」や「創価」と言う単語が踊っています。大丈夫、伝わってますよ。

よく見ると東京富士美術館のポスターが消えている


共産党ポスター剥がし騒動の復帰前、復帰後の写真がネットに上がっていたので確認したところ、無くなっているポスターに気づきました。

地元の公明支持者から富士美術館のポスターを返却して欲しいとのツイート



私も気になったあのポスターは返却されていないそうです。
共産党のポスターに貼りなおされている」と言うのは内野なおき市議の証言と異なってきます。


現状復帰をされたのが共産党内野なおき市議ならばポスターの行方はご存じのはずです。
しかし内野なおき市議は支持者以外からは質問が来てもブロックして回答をしないスタンスですので、確認が取れないという始末。
これは困りますね。

10月18日現在の騒動の場所の様子。共産党はポスターを選挙用に貼り替え。


紛失しているポスターの件に共産党議員から一切対応が無いそうですが、自作自演や窃盗でないのならば誠実な対応をお願いしたいものです。
街頭演説では素晴らしく良いことを仰るのに現実の対応は無視やだんまりを決め込むでは、全て選挙用のポーズなだけと思われてしまいかねません。

地元の共産党の対応が確認できないどころか…


北多摩1区から選出された尾崎あや子都議会議員が同じ共産党内野なおき市議のツイートではなくパクリツイートの方をリツイートされています。


オリジナルツイート主である内野なおき市議がパクリツイートリツイートしています。
これではこの騒ぎは「デマ」であったと自ら裏付けている行為となってしまうのではないでしょうか。


今回、東京20区から衆議院選に出馬している宮本徹候補もパクリツイートリツイートしています。
現場で対応したとされる同党の内野なおき市議の方をリツイートせずに、パクリツイートリツイートしたのはこの騒動が「デマ」と分かっているからこその行動でしょうか。

共産党宮本徹候補の東村山市へのデマ問題

www.sankei.com
ただ過去にも宮本徹候補は裏付けを取らずにデマ発言をしている実績があります。

これに対し、具体事例は「共産党市議団、その他の情報源から確認をとった」と説明。東村山市の抗議・要請に対しては「憲法51条に基づいて対応する」という発言を宮本徹候補はしています。

「第五十一条 両議院の議員は、議院で行つた演説、討論又は表決について、院外で責任を問はれない」

要するに国会での発言は責任を取らなくてよい、即ち「免責特権だから東村山市の抗議はスルーします」と宮本徹候補は言い切ったわけです。
東村山市共産党市議団やその他の情報源から裏付けのある証拠の確認を取ったならその証拠を見せれば良いだけなのにです。

2017年10月19日 共産党わたなべかずお市議が登場


公明党支持者と武蔵村山市共産党議員とのやりとりから新たな事実が発覚します。


わたなべ市議のFacebookの投稿は私には見えませんが、内野なおき市議の10月9日の昼より早く投稿したとのことです。

これまでは、内野なおき市議のツイートから現場で対応したのかと思いましたが、実は内野なおき市議はわたなべ市議から聞いただけで直接対応しておらず、現場で動いたのはわたなべ市議だったそうです。
この話が本当であれば内野なおき市議が詰められて回答ができなかったのもわかります。自分で対応してないから現場状況がわかるわけありません。


確かに1回目の時はSNSに写真を上げ拡散したのに立て続けに剥がされたのにそこでは黙っているのは不自然と言えば不自然な対応ですね。


もともと貼っていなかった場所に富士美術館のポスターが貼ってあったと言う話なのですが、両者の意見が食い違ってます。


こちらが公明党と富士美術館のポスターを貼った方のご意見。

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拾い物の画像ですが、落ちているポスター、貼りなおしたポスターの違いを比べると富士美術館のポスターを元に戻さなかったのは共産党のポスターを貼るスペースが欲しかったように思えます。
美術館のポスターを戻すと志位委員長のポスター2枚を貼れませんから。


衆議院選が終わり、もう悪評を立てる必要もないからか、内野なおき市議と同様にこれ以降この件のやりとりがないそうです。
ただこの回答は、わたなべかずお市議にこの案件をまともに調査する気が無い証拠と言えます。
それこそネットで検索すれば富士美術館がどういった経緯で設立されたかなんてすぐにわかりますからね。

個人的には、わたなべかずお市議が最初にSNSにこの騒動を取り上げたと言うのであればその証拠を見せていただきたいです。
わたなべかずお市議のツイートの裏付けになるものが一切なく話が進んでいるのが「この人、何しに現れたんだ」感が満載です。
と言うか、わたなべかずお市議の発言が真実であれば、内野なおき市議ツイートは「特定組織を貶めるデマ騒動だった」事実を認めてしまうようなものです。
内野なおき市議は現場対応なんてしておらず適当に発言していたのですからね、わたなべかずお市議の文脈からすると。

最後に

共産党ポスター剥がし騒動が自作自演、或いは悪質な嫌がらせ、はたまた特定組織を貶めるために誰かが仕組んだ行為なのか、それは犯人にしかわからないことです。
ただ、確証の取れていないことを誰かの仕業に決めつけ拡散することは「悪質なデマ」を広めていると言えます。
虚偽の情報を流し、聞こえの良いことを言い、都合が悪くなったらスルーしてなかったことにする。そんな市議会議員の姿をまざまざと見せつけられる形になってしまったのは残念で仕方ありません。

2019年4月17日 「東京新聞望月衣塑子記者と歩む会」で当時の投稿がシェアされる

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望月衣塑子記者周りの人が拾い上げたことがこの事案が再燃するきっかけになったようです。

2019年4月18日 最近の事案のようにTwitterに投稿される


2017年10月9日の事案を起きた時期や経緯を明示せず、さも公明党支持者が公職選挙法を犯したと今起きたことのように発信されています。
こうしてデマは生まれたり再利用されたりするのだと体感しました。